怪奇骨董ますらおぶりっこ

たおやめぶりに憧れる日記。涙がちょちょぎれちゃう。だってますらおぶりっこだもの。

夢日記

「遠足」は現地集合。早起きにうんざりして三度めの乗り換えを終えたところ。目的の駅名までの所要時間を調べるとなんと93分。なんと。確かに目的地はこの路線なのだが、自宅からは別の路線を経由するのが正解だったようだ。ここからの最短コースを調べると、なんとか集合時間5分まえくらいには間に合いそうだ。と次の駅で下車する。

AとMという二人組と出会いつるんで遊んでいる。ひたすら陽気で笑い上戸なボケ担当Aと、ちょっと引っ込みがちだが鋭い突っ込みとちょっとした天然性を持つMと。

眼下に見る公園で逆上がりの練習をしている少年を見守り成功の暁には万雷の拍手が沸き起こったり、ひとっ風呂あびてひとっきゅうけいしたり、髪をカットされたり。たんまりと遊んでA宅におじゃましてくつろぎがてら、Aと連絡先を交換しようとスマホを開く。通知がいくつか溜まっていて、これは遠足の関係者から着信履歴かなと嫌気が差したがそれは1件もなく不思議に思う。事務連絡じゃない通知が立て続けなんて、もしかしてちょっとしたモテ期?みたいな。

夕方も迫り、そろそろおいとましますか、と3人で駅に向かおうとA宅を後にする。その会話の中で、先生?学校?いや、ちがう。俺は社会人だ。遠足、じゃない。休日に催される会社のなんとか会だ。「現実」が、現実が迫ってくる、と思わず叫ぶ。おどけた口調で。なんとか会に行かねばならない。駅に向かう道中、AにせっつかれたMとも連絡先を交換する。CAPTCHAみたいな4文字を入力する不思議な方式で。

駅に入った。「でんしゃきてるよ、いそいで」と手を引くM。いや、そんなにいそいでいないよ。「でんしゃすわれそうだよ、よかった」いや、そんなしんぱいはいらないよ。ZONEの『secret base』めいた別れのシーケンスを経て、いうほど空いてないじゃんと見回してみつけた唯一の空席に腰を掛ける。手土産にもらった紙袋が消えていた。現実へ持ち越すことはできないのだ。

交換した連絡先もなくなっているスマホで経路を確認する。5分遅刻くらいで付きそうだ。